読書メモ:マンガで分かる心療内科 アドラー心理学編 (著:ゆうきゆう)

 

マンガで分かる心療内科  アドラー心理学編 (ヤングキング・コミックス)

マンガで分かる心療内科 アドラー心理学編 (ヤングキング・コミックス)

 

 

「基本」

●目的を考える。感情も行動も目的が起因。

 例:怒鳴る、怒る感情→怒って、ストレスを解消したい。相手を支配したい。

   泣く→相手の気を引きたい。相手を黙らすため。 

●原因には意味がない。トラウマも存在しない。

 

「相手への対応」

●相手の感情「怒り」「悲しみ」「涙」を受け入れる必要はない。

●怒りや涙で相手に言うことを聞かせるのは、泣き叫ぶ子供と同じ。 

  →(自補完)言葉で説明させる。しない場合は、受け入れる必要はない(無視する)

 

「劣等感」

●劣等感と劣等コンプレックスは違う。

●劣等感は前向きに頑張るエネルギー源

 →例:(自補完)体が弱い人が、訓練して体を鍛える

●劣等コンプレックスは、行動で劣等感を解消することを諦めた歪んだ心

 →攻撃 例:成功した人への妬み、他者の失敗を嬉しがる。

 →自慢(優越コンプレックス) 例:良い会社に勤めているアピール→実は仕事ができない。

 →不幸アピール 例:「いつも失敗続きで。。。」

  →→(自分補完)偶然な不幸アピールは、周りからの評価を大きく落とすので注意

 

「すべての人間は対等である」

●ほめてはいけない→褒めることは上からの評価を意味し、自立心を育てられない。

 →「こうしてくれると嬉しい」と言い換える。

●方法1:物事の良い面に注目する

 →例:「失敗続き」→色々なことを学んできた

方法2:「私は」で伝える。「あなたは」では伝えない

 →例:O 〜だと私は嬉しい。〜だと私は悲しい。

 →例:X あなたは、おかしい。お前はやる気がない。

●方法3:感謝を伝える

 例:〜してくれてありがとう。

 

「共同体感覚」

●他者信頼:他者の不完全性を受け入れ、信頼する

●他者貢献:他者の喜ぶことをするのは本人にとっても嬉しい

 →相手が喜べない可能性は考える必要はない。

●自己受容:上記の2つをして、自分自身を受け入れる。他人を信頼し、そして自分が他人に役に立っているという感覚

 

「課題の分離」※最も重要

●他人の課題と自分の課題は別

 →Aさんがイライラしているのは、 Aさんの課題。私のではない。

 →Aさんが感情で訴えてきても、反応しない。自分の言葉で来たら反応する。

●相手の課題にも踏み込まないが、自分の課題にも踏み込ませない。

●他人の課題に踏み込んで、成功しても・失敗しても本人には嬉しくない。

●子供の勉強嫌いに対して

 →強制はしない。代わりに、、

 →本人が楽しめる環境を整える(学習マンガ、※外での動機づけを探す、現実の好奇心を呼び起こすドキュメンタリ番組や体験など)

 →勉強のやり方、苦労談とそれを解決した方法を伝える

 →※大学卒業以降は、賄えないことを事前に伝える。金を稼ぐ動機づけ